ジュエリーにもSDGsの価値観。ラボグロウンダイヤモンドの「SHINCA」よりジェンダーレスデザインの新アイテム登場

ラボグロウンダイヤモンドのジュエリーブランド「SHINCA(シンカ)」より、2022年11月24日に新シリーズ「SHINCA SILVER」が発売されます。

今回の新商品は、リング、ペンダント、ピアス、ブレスレット、イヤカフの5種、計10型。循環型のリサイクルシルバーと持続可能なラボグロウンダイヤモンドを組み合わせたもので、エシカル・SDGsの観点からも注目のシリーズとなっています。

ラボグロウンダイヤモンドとは?

2018年に誕生した「SHINCA」は、京都で160年にわたり宝飾品を扱ってきた「今与」が継承してきた品質基準から生み出される、高品質なラボグロウンダイヤモンドジュエリーを提供する日本初のジュエリーブランドです。

ラボグロウンダイヤモンドの“ラボ”は研究所のラボ。つまり専門の創造機関や研究室で人工的に生み出されたダイヤモンドです。天然ダイヤモンドとは生み出される環境が違うだけで、成分や特徴は、科学的・物質的にまったく同じと言えるダイヤモンドであり、人工モアサナイトやキュービックジルコニアとは性質が異なるものとなります。

地中深くマントルのなかの超高温・超高圧の条件下で炭素原子が強固に合成してできあがったのが天然ダイヤモンドであり、その条件に近い環境を人工的に作り出し、筒状の炭素に55,000気圧ほどの圧力と1,400℃以上の高温をかけて生成します。

また上記の高温高圧法以外にも、近年ではCVD(化学気相蒸着法)といった、炭素を含有したメタンガスにマイクロ波のエネルギーを与え、薄くスライスしたダイヤモンドの種を少しずつ成長させる方法もあり、より大粒で美しいラボグロウンダイヤモンドが生みだされるようになりました。

ラボで生成されるため、不純物が少なくクラリティが高い石を生むことができますが、けして品質の良いものだけが大量生産されるわけではなく、天然ダイヤモンドと同じように個体差があり、それぞれに唯一無二の個性があるのも特徴のひとつ。

地球環境を破壊することなく、紛争ダイヤモンドのように内戦などの資金源になる心配もないため、ジュエリー業界のみならず半導体などの工業用途にも大きな期待をもたらす存在として、高い注目を集めています。

デザインコンセプトは「デザインしないデザイン」

新シリーズ「SHINCA SILVER」では、ラボグロウンダイヤモンドの輝きを引き立たせるオリジナルのセッティングを採用。シンプルでありながら細部にまでこだわった「デザインしないデザイン」のジュエリーを展開しています。

モチーフデザイン、大粒ダイヤモンド、メレダイヤモンドなどバリエーション豊かな商品構成で、性差や年齢を問わないジェンダーレスなデザインがお洒落。日々のさまざまな風景を彩ってくれる、さりげないのに存在感があるジュエリーとなっています。

天然ダイヤモンドよりも求めやすい価格なのも嬉しいところ。よりカジュアルにジュエリーを楽しめるシーンが増えそうですね。発売は2022年11月24日から「SHINCA銀座」ほかECショップにて。詳細はhttps://shinca-shop.jp/ まで。

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