サクラエビ「柔らかい」 静岡・駿河湾、秋漁初競り

静岡市清水区の由比漁港で行われたサクラエビの初競り=7日午前

 国内では唯一、駿河湾で水揚げされるサクラエビの秋漁が解禁され、静岡市清水区の由比漁港で7日、初競りが行われた。初日の水揚げは、昨秋と同程度の約3トン。由比港漁業協同組合の大石達也専務理事(51)は「例年と変わりなく、柔らかそうだ」と話した。

 例年春と秋にあるサクラエビ漁は2018年の春から不漁が続いている。初競りに先立ち同組合の宮原淳一代表理事組合長(81)は「一日も早く回復する日を祈る」とあいさつした。 

 来年卵を産む小さいエビを保護するなど、資源回復を目指し自主規制を続けている。秋漁は12月下旬までの予定。

水揚げされたサクラエビ=7日午前、静岡市清水区の由比漁港

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