大阪、コロナ警戒度引き上げへ 病床使用率20%超、黄信号に

 大阪府の吉村洋文知事は7日、新型コロナウイルスの感染状況を判断する独自基準「大阪モデル」に基づく警戒水準を、現在の最低レベル「警戒解除(緑信号)」から1段階上の「警戒(黄信号)」に引き上げる方針を明らかにした。病床使用率が6日に20%を超え、黄信号点灯要件の一つを満たしていた。

 8日の対策本部会議で正式決定する。黄信号に引き上げても、行動制限は求めない。最近の感染者数は増加傾向で、吉村氏は「感染が増えていると知らせる必要がある」と述べた。

 府では感染の流行「第8波」に備え、発熱外来の逼迫防止へオンライン診療を拡充。ワクチン接種や解熱剤の備蓄などを求める。

© 一般社団法人共同通信社