業過致死傷容疑で捜査、韓国 ソウル雑踏事故、地元警察幹部ら

7日、会議で発言する韓国の尹錫悦大統領=ソウル(大統領府提供・聯合=共同)

 【ソウル共同】156人が死亡したソウル・梨泰院の雑踏事故を巡り、韓国警察庁の特別捜査本部は7日、業務上過失致死傷などの疑いで当時の地元警察幹部らの捜査に着手したと発表した。尹錫悦大統領は同日の会議で「警察業務の大々的な革新が必要だ。惨事の真相究明を徹底し、厳重に責任を問う」と強調した。

 ハロウィーン前の週末で大勢が集まることが予測され、事故数時間前から「圧死の危険」を訴える通報が相次いでいたことが判明しており、特別捜査本部は、事前や当日の対応を詳しく検証する。

 捜査対象は現場を管轄する竜山警察署の李林宰前署長ら。

梨泰院雑踏事故についての国会質疑に出席する韓国の李祥敏行政安全相(左)、呉世勲ソウル市長=7日、ソウル(共同)

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