“歌姫の売れた曲Best1”が発表! 日向坂46・佐々木久美にとっての歌姫は?「歌声が大好き。涙しちゃうくらい」

TBS系では11月17日に、音楽特番「『歌のゴールデンヒット』〜歴代歌姫の1番売れた歌ランキングBest100〜」(午後8:00)を3時間にわたって放送。このたび、番組収録が行われ、MCの堺正章、内田有紀、藤井隆、パネリストの高見沢俊彦、陣内智則、中川翔子、黒沢かずこ(森三中)、佐々木久美(日向坂46)、齊藤京子(日向坂46)が感想を語った。

過去8回にわたり日本の歌謡史をさまざまなテーマで紹介し、TBSに眠る秘蔵映像で余すところなく届けてきた「歌のゴールデンヒット」。2年ぶり9回目となる今回のテーマは、歴代歌姫たちの「1番売れた歌」ランキングBest100。日本の音楽番組史上初となる、音楽ランキングとともに発表する。

これまではレコードとCDの売り上げ枚数でランキングを集計していたが、今回は「シングルレコード・CDの売り上げ枚数」に加えて、「ダウンロード数」「ストリーミング再生数」の異なる三つのデータを公正にポイント化し、オリコン54年分の膨大なデータを集計。この初公開のランキングには、日本の音楽シーンを時代ごとに彩ってきた数々の歌姫たちに加え、令和の新世代の歌姫もランクインしており、これまでのランキングを覆す予想不能な内容が見どころだ。令和の時代ならではの最新オリコンランキングとして、番組で発表。歴代歌姫の1番売れた曲にまつわる知られざるエピソードや超貴重映像とともにおくる。

昭和からの歌謡界の歴史を詳しく知る堺を中心に、「歌って答えるイントロクイズ」や、見事ランクインしたゲストの「スペシャルライブ」などバラエティーに富んだ企画が準備されている。

「番組は2年ぶりですが、また再開できたことは大変うれしく思います」と喜びを伝える堺は、「今回のランキングは、前回のような僕らが知っているCDやレコードの売り上げ枚数とは全然違う、ストリーミングが入ってきたので、全く分からなくなった。『えっ、この曲が?』というような予想をくつがえすランキングなので、オンエア楽しみにしていただけたら」とアピール。

その後、藤井が「TBSならではの貴重な映像が盛りだくさんで、本当に誇れるシーンがいっぱいあったので、ぜひご覧いただけたらと思います」とコメントすると、堺は、そのコメントは自分がするべきだったと「僕のコメントにしてもらえたら…(笑)」と横取り。藤井は快く「もちろんです!」と笑顔を見せた。

また、高見沢が「この番組を見ていただければ日本の歌姫すべてが分かるというくらい、TBSの膨大な資料を基にランキングを紹介するところがすごいなと思いました。ただちょっと(収録が長くて)疲れました(笑)」と本音をこぼすと、陣内も「本当にどの世代の方も楽しめる歌番組になっていると思います」と見どころ満載であることを伝えつつ、「ただ、久しぶりにお客さんが途中で帰る姿を見ました(笑)。日をまたぐ収録は久しぶりで、『24時間テレビ』(日本テレビ系)が終わった感じで、一体感が生まれ、やり切った感があります(笑)」と長時間の収録だったことをやんわり愚痴った。

日向坂46・佐々木は「初っ端の100位から驚きの連続でしたが、今の時代にアイドルをやらせていただいている身として、ランキングをスタジオで見届けられたのはすごくうれしかったですし、どの世代の方も楽しんでいただけると思います。(ランキングに)まさか自分たちの曲がランクインしているとは思っていなかったので、すごくうれしかったですし、先輩方もランクインしていて、自分たちももっとたくさんの方に愛される曲を生み出せるように、育てていけるように頑張りたいなと思いました」と感想を話すと、齊藤は「音楽は人の心や感情を動かすすてきなものなんだなと、すごく実感した番組に参加させていただきうれしく思いました。そして、あらためて秋元(康)先生がすごい方だなと感じました」としみじみと語った。

また、全員に「それぞれの歌姫」を尋ねると、堺は「美空ひばりさん。ひばりさんの歌声は世の中の人を力づけたり、押し出してあげたり、社会現象につながることをやってくれていたんじゃないかな。単なる『歌を聴かせる』というだけでないものをたくさん与えてくれた」と回答。

内田は「中森明菜さん。歌も踊りもプロフェッショナルな方で、今でも夜な夜な動画を見たりしています。それを見て、プロってこういうことなんだなと、心意気を感じて仕事に向かっています。明菜さんの輝いている姿が原動力です」、藤井は「収録で心に残っているのは、椎名林檎さん。林檎さん以前と以後では、女性ボーカルのアプローチが変わったんじゃないかと感じました」と発表。

佐々木は、同僚である齊藤の名前を挙げ、「歌声が大好きで、私にとっての歌姫。あまり本人に伝えたことはないんですが、YouTubeに上がっている映像を、家で1人で見たり、ソロで歌っているカバー曲を聴いて、涙しちゃったりするぐらい。歌が上手で、人の心に響く歌声だなとすごく思っています」と大絶賛。それを聞いて「めっちゃ恥ずかしい」と恐縮していた齊藤は、「100曲聴かせていただいて、MISIAさんの歌唱力に圧倒されています。いい意味で感情がぐちゃぐちゃになりました。どこからあんな歌唱力が生まれたのか。人間が歌っているとは思えない」と深く胸に刺さったことを伝えた。

そして、黒沢は、内田の歌手活動が好きだったそうで、初めて内田と会った時には、本人を前に内田の曲を歌ったと告白。「女優さんのイメージが強いと思いますが、お会いできてうれしかったです」と圧が強めな黒沢のコメントに、内田は「光栄です…。思い出話をしていただいて」と苦笑していた。

そのほか、高見沢は「DREAMS COME TRUE。すごいなと思いました」、中川は「松田聖子さん! 聖子さんが宇宙そのもの! 聖子様の曲だけで12時間やってほしい。サブスク世代の方とも語り合いたい。聖子ちゃんでもあり、聖子さんでもあるところがカッコよすぎるので、私もしょこたんと翔子さんのハイブリットでいつまでも呼んでいただけるように頑張りたいです」と情熱たっぷり。

陣内は「僕は安室ちゃん(安室奈美恵)がすごいと思うんですが、気を使って、アッコさん(和田アキ子)と言わせていただきます。(準レギュラーとして出演する「アッコにおまかせ!」の放送が)TBSなので、見ていたらシバかれるかも。『ウチ入ってないんじゃないの?』って」と発言し、場を盛り上げていた。

最後に、藤井が「ランキングの中の紹介で、日本を代表してピラミッドの前で歌っている女性歌手がいて、これは誇りだなと震えました。絶対見ていただきたいです!」、内田は「スペシャルゲストがお二人出演しますが、ちょうど、私と同世代の歌姫だったので心を揺さぶられて、泣けてきてというか、圧倒的な歌唱や歌詞の素晴らしさを感じて本当に感動しました。ぜひ見ている方にも感じていただけたらと思います」とアピール。

最後に、堺が「今や音楽ランキング番組はなかなか見られなくなりましたが、この番組は歌の歴史と世相を反映した時代時代を見ていただくランキングになっています。皆さんの心の中に、『この曲の時、私はこうしていた』という曲があると思います。いろいろな思いに、時代を超えてはせることができるのが、この番組の魅力だろうと思いますので、ぜひご覧になってください」と呼び掛けた。

© 株式会社東京ニュース通信社