クリスマス 多彩なイルミで明るく 源吉兆庵本社 本物のモミの木も

源吉兆庵ホールディングスの本社新館入り口付近にお目見えしたイルミネーション

 菓子製造販売の源吉兆庵ホールディングス(HD、岡山市北区幸町)の本社新館入り口付近で7日夜、クリスマスイルミネーションの点灯式が開かれた。本物のモミの木を電飾したツリーと、赤いリボンを巻いたデザインのギフトボックスが暗闇に浮かび、行き交う人々を楽しませている。

 モミの木は高さ12メートルの長野県産。赤や緑、紫など7色計約1万5千個のLED(発光ダイオード)電球をあしらった。ボックスは縦10メートル、横8メートル、奥行き7メートル。約20万個のLED電球を使い、入り口のひさしと4本の柱を飾り付けた。点灯は午後5時~10時で、ツリーは来年1月5日、ボックスは3月14日まで続ける。

 式は午後5時過ぎに始まり、河藤誠紀副社長や関係者ら約350人が参加。ゲストの元マラソンランナー瀬古利彦氏、アイドル集団「ハロー!プロジェクト」の女性グループ「OCHA NORMA(オチャノーマ)」のメンバー・西崎美空さん=岡山県出身=ら3人がカウントダウンに合わせてボタンを押し、明かりがともると歓声が上がった。

 河藤副社長は「本物のモミの木を使ったイルミネーションで、岡山の街を明るく元気にしたい」と話していた。

 同HDは創業75周年だった昨年、ボックスのイルミネーションを初めて実施。新型コロナウイルスと共存する「ウィズコロナ」が定着し、外出しやすくなったことから、にぎわい創出に貢献しようと今年はツリーも用意した。

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