大型客船「ぱしふぃっくびいなす」 来年1月に事業終了 コロナ禍で集客が大幅減

来年1月で運航を終えるぱしふぃっくびいなす=7日午前、横浜港大さん橋国際客船ターミナル

 大型客船「ぱしふぃっくびいなす」(2万6594トン)が、来年1月に客船事業を終了する。運航する日本クルーズ客船(大阪市)が今月、明らかにした。同社によると、新型コロナウイルス禍の影響で集客が半数以下に落ち込むなどしたことが影響した。同社は今後、解散する見通し。

 ぱしふぃっくびいなすは1998年4月に就航し、全長183.4メートル、幅25メートルで、旅客定員は最大620人。横浜港では、「飛鳥Ⅱ」「にっぽん丸」とともに、日本船籍のクルーズ客船として広く親しまれてきた。神奈川県内には今年、11月7日までに横浜港に計18回寄港している。

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