新米使った新酒を瓶詰め 厚木の黄金井酒造で出荷スタート

右手前の機械で瓶詰めされ、左奥で検品を受けてふたをされる1.8リットル瓶の本醸造しぼりたて盛升=厚木市七沢の黄金井酒造

 厚木市七沢の黄金井酒造で5日、今年の新米を使った新酒の瓶詰めと出荷が始まった。

 この日は、「本醸造しぼりたて盛升」の瓶詰めが行われた。蔵の中の製造ラインを流れてきた1.8リットル瓶に、次々と機械で新酒が注ぎ込まれ、すぐに検品担当者の前に移動。背後から光を当てて不純物などがないことを確認し、ふたが閉められていった。

 「本醸造しぼりたて盛升」は1.8リットル瓶が2700円(税別)、900ミリリットル瓶が1500円(同)。同社の黄金井陽介専務によると、今年の新米は昨年同様に質が良く、「本醸造しぼりたて盛升」は「新酒の生酒特有の『麹華(こうじばな)』と呼ばれる華やかな香りがする良い出来」という。

© 株式会社神奈川新聞社