被害者救済へ準備できたものから臨時国会に提出

 岸田文雄総理は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害者救済に向けた法案について「与野党の議論を参考にしながら、将来に向けての被害発生防止と救済を容易にするための法制度の見直しを今進めており、準備ができたものから臨時国会に提出していく」と4日の衆院厚生労働委員会で答弁。被害者にも会って話を聞くと答えた。

 立憲民主党の早稲田ゆき議員の問いに答えた。早稲田議員は岸田総理に早期成立を強く求め「マインドコントロールによる悪質献金、これを規制しなければ何の意味もない。だからこそ、新法を臨時国会で成立させなければならず、成立させられるのは総理の決断次第」と要請した。

 岸田総理は「与野党協議の中身について、いま具体的に私の方から申し上げるのは控えるが、その中身を政府として注視し、政府としてできることを、できるだけ早く、行っていきたい。また被害者の方にお会いいたします」と述べた。(編集担当:森高龍二)

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