9選手が追加でFAに コレア、元阪神・スアレスらがオプトアウト

日本時間11月8日、メジャーリーグ選手会はザンダー・ボガーツ、カルロス・コレア、ネルソン・クルーズ、ザック・デービース、ジェイコブ・デグロム、ジュリクソン・プロファー、カルロス・ロドン、ロベルト・スアレス、タイワン・ウォーカーの9選手がFAになったことを発表した。このうちオプション破棄でFAとなったクルーズとデービースを除く7人は、選手自ら契約を破棄できるオプトアウトの権利を行使。FA市場に出て、現行の契約よりもさらに好条件の大型契約を目指すことになる。

日本プロ野球の福岡ソフトバンクホークスと阪神タイガースでのプレー経験があるスアレスは現在31歳。パドレスに1年契約+選手オプション1年の条件で加入し、メジャーデビューイヤーとなった今季は45試合に登板して47回2/3を投げ、5勝1敗1セーブ、11ホールド、防御率2.27、61奪三振の好成績をマークした。選手オプションを行使した場合、来季の年俸は500万ドルとなるが、バイアウト100万ドルを得てFAとなったほうが好条件の契約を得られると判断したのだろう。

レッドソックスとの6年契約があと3年残っていたボガーツ、ツインズとの3年契約があと2年残っていたコレア、メッツとの5年契約があと1年残っていたデグロム、ジャイアンツとの2年契約があと1年残っていたロドンは大方の予想通りにオプトアウト権を行使。いずれも実績十分のスター選手であり、FA市場の注目株となることは間違いない。

パドレスとの3年契約があと1年残っていたプロファー、メッツとの2年契約を終えて選手オプションを持っていたウォーカーもFAになることを選択。メッツは相互オプションを持つクリス・バシットもFAになることが有力視されており、デグロム、ウォーカー、バシットの3人がFAという状況のなか、先発投手の補強が急務となっている。

クルーズはナショナルズ、デービースはダイヤモンドバックスから相互オプションの行使を拒否され、FAとなった。

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