【聞かせて】No.786「尾上 隆子さん・学校給食功労で文部科学大臣表彰」 

 学校給食を通じた食育や研究などの実績を積み、「学校給食功労者」として令和4年度学校給食表彰で文部科学大臣表彰を受けた。「受賞を励みに、これからも仲間と一緒に給食作りや食育活動に取り組み、安心・安全でおいしい給食を提供できるよう努めたい」と話す。

 栄養教諭として二島小に勤務しており、近隣の小・中学校も合わせた約270食の給食を管理している。子どもたちに食への関心を高めてもらおうと、各教室の電子黒板に配膳図やメニューにまつわるエピソードを配信。学校司書とコラボして「ブックランチ」も企画し、書籍に登場する食事を再現するなど、「すべては子どもたちのために」と工夫を凝らす。

 2022年8月には大分県で行われた第63回全国栄養教諭・学校栄養職員研究大会で、日々の取り組みと研究成果を発表した。

     

【プロフィル】1972年1月宇部市生まれ。旧山口女子大家政学部で食物栄養学専攻。卒業後は学校栄養職員として山口県内の小学校で、献立作成や給食管理を行う。2008年度から栄養教諭として食育指導も担当。現在は二島小に勤務。好きな食べ物は「給食」。

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