
総務省が8日発表した9月の家計調査によると、2人以上世帯の1世帯当たり消費支出は28万999円となり、物価変動を除く実質で前年同月比2.3%増だった。増加は4カ月連続。新型コロナウイルスの新規感染者が減少し、旅行や外食など外出関連の支出が増えた。
項目別では、「食料」で飲酒代など外食関連が増えたほか、大手メーカーが10月から値上げした酒類や食品の駆け込み需要もみられた。宿泊料などの「教養娯楽」が12.6%増、鉄道運賃やガソリン代などを含む「交通・通信」は8.8%伸びた。
9月の季節調整済みの消費支出は前月比1.8%の増加だった。