新宿区長選挙に立候補 よだかれん氏の経歴・政策まとめ

任期満了に伴う新宿区長選挙が11月6日告示、11月13日投開票の日程で実施されています。今回の新宿区長選挙には届け出順に自民党・公明党が推薦する現職の吉住健一氏(50)、立憲民主党・共産党・れいわ新選組・社民党・地域政党の生活者ネットワークが支持する新人のよだかれん氏(50)の無所属2名が立候補しました。本記事では無所属新人のよだかれん氏についてご紹介します。

新宿区長選挙に立候補 吉住健一(よしずみ・けんいち)氏の経歴・政策まとめ

愛知県豊橋市出身、青山学院大学卒業。ダンサー、ミュージカル俳優を経て行政書士事務所を開設。新宿区議を1期務める

よだ氏は1972年愛知県豊橋市出身、青山学院大学法学部私法学科。新宿のショーパブでダンサーとしてデビューし、その後は商業演劇にミュージカル俳優として出演しました。2008年に性別適合手術を受け、2009年に性別を男性から女性に変更。2013年に行政書士よだかれん事務所を開設し、行政書士業務やLGBT当事者として研修・講演活動を開始しました。2019年の新宿区議会議員選挙に初当選、2022年7月の第26回参議院議員選挙へ立候補するため今年5月で辞職しました。

よだ氏が掲げる政策とは

よだ氏は自らのホームページにおいて以下の政策を公表しています。

01 コロナ・物価高から区民のくらしと事業を守ります
・低所得世帯に、高騰し続ける電気代への助成を行います。
・店舗・飲食店の家賃助成を、現行の家主にではなく、テナントへの直接助成に変更します。
・区が発注する事業に従事する労働者の時給1500円を目指します。 ほか

02 ジェンダー平等の新宿をつくります
・区有施設の女性用個室トイレに生理用品を設置します。
・繁華街における性搾取や性犯罪をなくします。
・区独自のパートナーシップ・ファミリーシップ制度を設け、事実婚の方も対象とします。(都と異なり対面での届出とし当事者の可視化や職員に「おめでとう」と言ってもらえる環境を整えます。) ほか

03 新宿のみどりと自然、環境を守ります
・神宮外苑の樹木の伐採を中止し、再開発計画の見直しを求めます。
・区民の健康を守るため、アスベスト除去工事費助成を拡充します。
・区民の安全を守るため、羽田新飛行ルートを元の海上ルートに戻すよう国に求めます。

04 人にやさしい交通を
・区営駐輪場を復活させます。駐輪場の台数を増やし、定期利用を増やします。駐輪場のラック幅を広げるなど使いやすく改善します。
・自転車レーンの活用を促し、歩行者の安全を守るためのルールやマナーを周知徹底します。
・コミュニティバスや乗合バスなどの調査・検討を始めます。 ほか

05 幸せな子ども時代をすごせる新宿へ
・子どもの権利条約の理念を実現します。
・児童生徒の自主性を尊重し、「ブラック校則」や体罰、いじめのない学校を実現します。
・自分も周囲も気づきにくい発達障害について理解を深め、支援を拡充します。 ほか

06 未来をつくる若者の声に耳を傾けます
・区内在住の困窮学生に10万円の支援金を支給します。
・「ヤングケアラー」の実態調査を行い、支援策を拡充します。
・主権者教育と、労働契約などを含めた法教育を実施します。 ほか

07 障害者の人権を守る新宿区をつくります
・車いすで利用できる公衆トイレを拡充します。
・障害者雇用を推進し、法定雇用率を上回る雇用を実現します。
・障害者グループホームは種別ごとの設置目標を立て、増設します。 ほか

08 老後を安心してくらせる新宿区をつくります
・介護保険料・利用料の負担軽減をはかります。
・補聴器支給を両耳に拡充します。
・ケアワーカーの処遇を改善し人材を確保します。 ほか

09 誰もが文化・芸術・スポーツを楽しめる新宿を
・区民の心の豊かさのため、文化芸術振興策を充実させます。
・公共スポーツ施設を手軽な料金で利用できるようにします。

10 多文化共生の新宿を
・120以上の国と地域の人々が共存する自治体として、多文化共生施策を推進します。
・学齢期にある外国籍の不就学児童生徒について調査し、教育の機会を提供します。
・ヘイトスピーチ禁止条例を制定します。 ほか

11 人と動物が共生する新宿をめざします
・アニマルウェルフェア(動物福祉)という考えを周知し、実践します。
・多頭飼育崩壊を起こさないよう、福祉と動物愛護の専門家の連携をはかります。
・区による犬や猫の譲渡事業を推進します。 ほか

12 弱い立場の人に配慮した防災を
・女性や性的少数者にも配慮した災害時の避難所体制を整えます。
・災害時にも活用できるよう、公衆浴場がなくなった地域に公設民営の銭湯を設置します。
・自校方式給食を堅持し、災害時にも活用できる体制を整えます。 ほか

13 区民サービス向上のためにも、区職員が生き生きと働ける区役所に
・不安定な立場に置かれる会計年度任用職員ではなく、正規職員としての雇用拡充を目指します。
・幹部職員や審議会の人選など、あらゆる場面でジェンダーバランスを整えます。
・男性職員の育児休暇取得を推進します。 ほか

14 憲法の理念を新宿から発信します
・情報公開を徹底し、公文書管理条例を制定します。
・新宿区平和都市宣言を活かし、核兵器禁止条約の批准を国に求めます。
・デモ出発地として使用できる公園の許可基準の見直しを撤回し、表現の自由を守ります。

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