多数派攻防、最後の訴え 米中間選挙、8日投票

7日、米メリーランド州で演説するバイデン大統領(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】バイデン米大統領は政権への審判となる中間選挙を翌日に控えた7日、民主党は「米国を良くする力を示す」と党の会合で述べ、最後の訴えを尽くした。記録的インフレに対する国民の不満を背景に野党共和党が下院の多数派奪還へ勢いを見せ、上院の過半数もうかがう中、民主党は防戦に懸命だ。選挙結果はバイデン氏の任期後半の行方を左右する。投票は米東部時間8日午前6時(日本時間同日午後8時)に始まる。

 共和党のトランプ前大統領は7日、上院選で接戦となっている中西部オハイオ州で大規模集会を開催。2024年の次期大統領選への再出馬を正式表明するとの観測も出ている。

7日、米オハイオ州の共和党の集会で演説するトランプ前大統領(ロイター=共同)

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