景気指数、4カ月ぶり下落 基調判断「改善」据え置き

景気動向指数の推移

 内閣府が8日発表した9月の景気動向指数(2015年=100、速報値)は、景気の現状を示す「一致指数」が前月より0.7ポイント低い101.1となり、4カ月ぶりに下落した。企業の設備投資が8月まで好調だった反動で減少したことなどが響いた。

 基調判断は前月から据え置き、8カ月連続で「改善」とした。

 指数を構成する項目のうち、プラスチック加工機械などの投資財出荷指数や、自動車などの生産指数が悪化した。内閣府の担当者は「企業の投資意欲は依然として強い」などとして、いずれも反動減とみられると説明した。

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