JR四国 2年連続で全路線が赤字 2021年度の収支発表

JR四国が2021年度の路線ごとの収支を発表しました。2年連続で全ての路線が赤字でした。

JR四国の全路線を合わせた2021年度の営業損益は約199億円の赤字でした。前年度より26億円ほど改善していますが、2年連続で8路線18区間すべてが赤字となっています。

100円の収入を得るためにかかる費用を示す「営業係数」は、本四備讃線や高徳線などで前年度より改善しました。一方、100円の収入のために1761円かかっている区間もあり、厳しい経営が続いています。

(JR四国 総合企画本部/新居準也 担当部長)
「運賃改定に向けた理解をいただくとともに、弊社の実情を地域の方にご理解いただくのが大事」

JR四国は全ての路線の運賃を2023年春から平均で13%上げる方針を示しています。

また、収支が極端に悪化している赤字路線の存続・廃止について、2025年度までに議論を始めたいとしています。

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