箱根・大涌谷園地、観光客265人屋内退避 火山ガス濃度が上昇

箱根山・大涌谷(資料写真)

 神奈川県箱根町は8日、箱根山の大涌谷園地で火山ガス濃度が上昇したとして、園地内の観光客265人を屋内退避させた。直後に濃度が正常値に戻ったことから30分後に解除し、体調不良などを訴える人はいなかった。

 町によると、同日午前9時45分ごろ、園地駐車場の自動計測装置が硫化水素濃度(11.3ppm)を記録し、屋内退避の基準値(10ppm)を超えたため、観光客らを退避させた。

 同10時20分には1.7ppmまで濃度が低下したことから、退避を解除した。

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