警察署に電話を1300回以上かけて業務を妨害したとして、磯子署は8日、偽計業務妨害の疑いで、横浜市磯子区上中里町、無職の男(72)を逮捕した。
逮捕容疑は、8月下旬から9月中旬まで、自宅から同署に計1384回電話をかけて無言で切ったり、怒鳴ったりするなどし、対応する署員の業務に支障を生じさせた、としている。
署によると、男は容疑を認め、「自宅の他に、上中里交番と公衆電話からもかけた。嫌がらせのような行為を(警察から)受けたからだ」と供述している。
署によると男は、昨年末ごろに知り合いが交通違反の取り締まりを受けた際の対応に納得できず、来署したり電話したりして苦情を重ねていた。来署がなくなってからは頻繁に電話があり、1日に333回かかってきた日もあった。こうした迷惑電話は10月末ごろまで続いたほか、県警本部にも苦情を寄せていた。