新潟市西区の女性から現金合計60万円をだまし取る特殊詐欺、岐阜県在住の男性を逮捕

新潟西警察署

新潟西警察署と刑事総務課は8日10時7分、岐阜県大垣市在住の無職の男性(29歳)を特殊詐欺(キャッシュカード詐欺盗、払出盗)の疑いで逮捕した。

男性(容疑者)は、氏名不詳者らと共謀して犯行を行った。3月中旬ごろ、区役所職員、銀行員などになりすました氏名不詳者が新潟市西区に居住する80歳代の女性宅に電話をかけ、「住民税の還付金があり、これからキャッシュカードを確認しに行く」などと虚偽の内容を教えた。

同日、銀行員になりすました男性(容疑者)が被害者宅を訪れて、キャッシュカードを封筒に入れさせたうえ、被害者女性が目を離した隙に封筒をすり替えてキャッシュカードを盗み、同キャッシュカードを使用して、ATMから現金合計60万円を盗み取った。

男性(容疑者)は、詐欺グループの中で「出し子」と「受け子」を行っていたとみられ、3月と4月に石川県で、10月に富山県で逮捕されている。

新潟西署によると、男性(容疑者)は容疑を認めている。余罪などは捜査中。

新潟西署は、「(特殊詐欺の)通話の録音が効果的といわれている。もし余裕があるのなら、近しい高齢者に通話の録音機器をプレゼントすると特殊詐欺防止になると思うので検討してほしい」と呼び掛けた。

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