諫早市佐瀬-長与町岡郷 国道の拡幅事業延伸を要望 住民が長崎県に

国道の拡幅事業延伸を要望する末永会長(中央)=県庁

 長崎県諫早市多良見町佐瀬と西彼長与町岡郷の住民でつくる「国道207号諫早市佐瀬・長与町岡郷間整備促進協議会」(末永進会長)は7日、県庁を訪れ、両地区を結ぶ国道の拡幅事業延伸を要望した。
 要望書などによると、両地区を結ぶ国道の多良見町側約2.5キロは昨年3月に拡幅が完成。さらに多良見町側約0.8キロと長与町側約0.4キロを昨年度より新規事業化した。道幅が狭い上、急なカーブが続いて大型車両の離合が難しく、残り約3.7キロの早期事業化を求めた。
 末永会長は「整備されれば大型車両の通行が可能となり、災害に強い道路になる。さらにミカンの産地であり、農業の後継者や沿岸地域過疎化の対策にもつながる」と強調。要望書を受け取った平田研副知事は「優先度の高い区間から事業化の可能性を検討していきたい」と答えた。


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