体操の世界選手権で計8個のメダルを獲得した日本男女代表が11月8日、羽田空港に帰国した。福井県勢の宮田笙子(福井県立鯖江高校3年、鯖江スクール)は平均台の銅メダルを手に笑顔で喜びを語った。
宮田は日本女子のエースとして団体7位に貢献。個人総合で8位入賞、平均台では銅メダルを獲得し県勢初のメダリストとなった。
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「得意意識はない」という平均台で銅メダルに輝き、個人総合も8位入賞と初舞台で存在感を示した18歳の宮田。「自分らしさ全開で演技することができた」と自信を深めた様子だった。日本体操協会によると、種目別跳馬の5位は日本女子の史上最高順位。脚力を武器にさらなる躍進が期待される新エースは「来年もこの舞台に立って、次は得意種目でメダルを取りたい」と力強かった。
男子でエースの橋本大輝(順大)は個人総合初優勝など四つのメダルを手にし、18歳の渡部葉月(中京ク)は初出場で平均台を制して日本女子最年少金メダルに輝いた。
日本勢は金2、銀3、銅3のメダルと活躍。団体総合で2位の男子は2024年パリ五輪出場を決め、7位だった女子は来秋の次回大会(ベルギー)で出場権獲得に再び挑む。