岡山芸術交流 入場者10万人突破 倉敷の親子に記念品

江田事務局次長(左)から記念品を受け取る柚木さん親子

 岡山市中心部で開催中の現代アート展「岡山芸術交流2022」(市などでつくる実行委主催)の延べ入場者数が9日、10万人を突破した。主会場の旧内山下小(岡山市北区丸の内)でセレモニーがあり、節目の入場者となった親子に記念品が贈られた。

 倉敷市の柚木瑛美香さん(34)、長女菜那ちゃん(4)。セレモニーは空のプールに巨大なクマのぬいぐるみが横たわる作品の前で行われ、展覧会のタイトルロゴ入りTシャツやクリアファイル、作品カタログが江田美幸実行委事務局次長から贈られた。

 友人家族と一緒に訪れたという柚木さんは「びっくりした。アートの魅力に気軽に触れられる機会なので、子どもと一緒に楽しみたい」と話した。菜那ちゃんは巨大なぬいぐるみを間近で見て笑顔を見せた。

 岡山芸術交流は9月30日に開幕し、全10会場の推計で10万人に達した。大台到達は休みを除く35日目で、19日目だった前回2019年よりずれ込んだ。実行委は新型コロナウイルス禍の影響とみる一方、最終的には前々回16年と同程度の23万人を目標に掲げる。

 13カ国28組のアーティストが約90作品を展示しており、会期は27日まで。月曜休み。

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