警視庁公安部は9日、経済安全保障対策として、国内企業の先端技術を巡る攻防を描いたドラマを動画投稿サイト「ユーチューブ」の公式チャンネルやホームページで公開した。異例の取り組みで、公安部幹部は「中小企業も狙われており、危機感を持ってほしい。多くの人に実態を伝えたい」と話している。
ドラマでは、俳優ののんさんが自動運転などの新技術開発に携わるベンチャー会社のシステムエンジニアを、筧利夫さんが公安部の警部をそれぞれ演じた。新技術を狙う外国人スパイが商品券を渡したり資金提供を持ちかけたりして、言葉巧みに会社幹部らに近づくというストーリーだ。