投獄中の活動家の妹が解放要求 COP27で記者会見、エジプト

COP27の会場で、男性活動家の安否を案じる妹(中央)=8日、エジプト・シャルムエルシェイク(共同)

 【シャルムエルシェイク共同】偽ニュースを拡散したなどとしてエジプトで長期投獄中の著名な男性活動家(40)の妹が8日、開催中の国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)の会場で記者会見し、兄が「生存しているかどうかすらわからない」と述べ、安否の確認と早期解放を訴えた。

 活動家は英国籍も持つエジプト人のアラア・アブデルファタハ氏。支援団体によると、COP27の開催に合わせ、エジプト政府に抗議するため6日に水の摂取の中断を宣言したという。

 ロイター通信によると、COP27に出席した英国のスナク首相がエジプトのシシ大統領に懸念を表明した。

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