小村寿太郎侯顕彰弁論大会 守部さん(高鍋高3年)最優秀

 高校生が国連や国際問題などへの関心を深める第41回小村寿太郎侯顕彰弁論大会(県奨学会主催)の最優秀賞に、高鍋高3年の守部心々音さん(18)が選ばれた。優秀賞は宮崎西高1年の弓削カノンさん(15)、宮崎日英協会会長賞は同校1年の香月柚乃(ゆの)さん(15)が受賞。14日に県庁で表彰式があり、表彰状などが手渡された。

 同大会は8月22日に日南市で開かれ、出場者は国連や持続可能な開発目標(SDGs)をテーマに、自身の体験を織り交ぜて考えを発表。守部さんは昨年、模擬国連大会に参加してモンゴル人と共にイタリアの貧困問題を研究した経験を基に、「対話は国境を超える」などと訴えた。

 「夏休み期間中に指導してくれた担任の先生に最高の形で恩返しができたことがうれしい」と守部さん。今後は県代表として、10月に東京都で開かれる「第69回国際理解・国際協力のための高校生の主張コンクール中央大会」に出場する。

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