
東京都は9日、多摩府中保健所(府中市)の新型コロナウイルス対応業務の様子を公開した。デジタル化や感染者の全数把握簡略化で、担当者は「効率的な健康観察ができるようになった」と説明した。
昨年12月に導入したデータ管理システムでは、体温や酸素飽和度などの条件で患者を検索し、リスクの高い順に電話で連絡を取れる。執務室ではこの日、職員約15人が通話音声を自動でテキスト化するシステムを使いながら患者からの相談を受け、療養生活のアドバイスをしていた。
全患者との連絡にはショートメッセージサービス(SMS)を利用。質問には人工知能(AI)の自動対話システムで回答。