小泉孝太郎が「スタンドUPスタート」で竜星涼の兄に

小泉孝太郎が、フジテレビ系で2023年1月にスタートする連続ドラマ「スタンドUPスタート」(水曜午後10:00、開始日未定)に出演することが分かった。小泉が同系連ドラに出演するのは「Chef~三ツ星の給食~」以来約8年ぶりで、主演の竜星涼とは初共演する。

「スタンドUPスタート」の原作は、「ドロ刑」で知られる福田秀氏が描く、現在も「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の大人気コミック。過去の栄光にすがる中年や前科者、就業経験のない主婦、就職活動に挫折した大学生など、さまざまな事情を抱えた“訳あり人材”へ投資する主人公・三星大陽(竜星)の姿を描くビジネスストーリーだ。

小泉が演じるのは、大陽の兄で、家業である財閥系企業「三ツ星重工」の代表取締役社長を務める三星大海。大海は、就任前に会社が抱えていた数千億の巨額負債を、社長就任後すぐに、過去最大のリストラをはじめとした数々の社内改革を断行し返済。窮地に陥っていた「三ツ星重工」をよみがえらせた手腕の持ち主だ。

頭脳明晰(めいせき)で、常に冷静かつ理路整然としている大海は、会社のためなら心ない判断を下すこともあり、内外問わず敵をつくりやすい。同じ環境下で育ちながらも、大企業のトップとして社長を務める大海と、自称“人間投資家”として個人経営者となった大陽では、真逆の立場で考え方も異なる。それ故に対立してしまうこともある。物語が進むにつれ、タイプの異なる兄弟の関係性がどう映し出されるのかにも注目だ。

小泉は「8年ぶりにフジテレビの連ドラに出演できること、うれしく思います。この作品はとにかく主人公が前向きで、明るくて、自分の人生に輝きを放ちながら突き進んでいくエネルギーに、台本を読んでいて引き込まれました。とても主人公が魅力的だなと思いました」と喜ぶ。

初共演の竜星については、「初対面ですが、何も先入観を持たずに、自分のかわいい弟だと思って現場でお会いしたいです。作品の中では、それが表面的に分かりやすい仲のいい兄弟関係ではないですが、竜星くんと兄である僕との“兄弟の絆”の形を、作品を通してしっかり築いていきたいと思っています」と期待を寄せる。

加えて、「僕が演じる大企業の社長の人柄、兄としての立ち居振る舞いは、多くの視聴者に好かれないタイプかもしれません。ただ、そこに彼の人生観や、弟を思う兄の気持ちが込められているのだろうか、という視点も含め見ていただけるように、そして、大きな看板を背負っているとても冷静でクールな兄を演じきりたいと思います。また、竜星くんとの兄弟関係も大切に演じたいと思っています」と意気込んでいる。

当の竜星は、小泉に関して、「テレビなどで拝見する姿はとても紳士的で、心(しん)がぶれない男らしさがある印象です。冷静さと情熱の両方を持つ三星大海にはぴったりなキャスティングだと思いました。(僕は)実際には兄弟がいない身として、血の“つながり”というものを、いつもどこかで欲していました。この作品で小泉さんと兄弟になれることを今から楽しみにしています」と初共演を楽しみにしている。

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