小学生が「下水処理施設」でサツマイモ掘り体験 「水の循環」も学ぶ

広島市で小学生がサツマイモを収穫しました。この体験には、「水の循環」について知ってほしいという狙いもあるようです。

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サツマイモの収穫体験をしたのは、広島市南区にある向洋新町小学校の児童です。

学年でグループをつくり、旬を迎えたサツマイモを手で掘っていきます。サツマイモは大きく育っていて、子どもの顔ほどのものもありました。

収穫体験をした児童
「掘って、これを見つけるのが宝探しみたいで楽しかった」

「天ぷらにすると好きです」

サツマイモ畑があるのは、マツダスタジアム13個分の広さがある県の下水処理施設「東部浄化センター」です。

サツマイモや、そばで花を咲かせているコスモスなどは浄化した水で育てているということです。

広島県下水道公社 上仲孝昌 理事長
「下水の汚泥を使って肥料をつくり、それがここの土になる。処理した水を使って作物を育てる。小さな循環のシステムの1つの事例になると思う」

とったサツマイモは学校に運んで、分けて自宅に持ち帰るということです。

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