ワクチンの国費負担廃止提案 公明・古屋氏「接種促進と矛盾」と苦言

古屋範子氏

 財務相の諮問機関・財政制度等審議会が新型コロナウイルスワクチンの接種費用について全額国費負担を廃止するよう提案したことを巡り、公明党の古屋範子氏(衆院比例南関東)は9日の衆院厚生労働委員会で「接種を促すことと矛盾する印象を国民へ与えている。このタイミングでの情報発信はいかがなものか」と苦言を呈した。

 接種費用について本年度中は国費負担が決まっており、財制審では次年度以降の対応を協議。同審議会財政制度分科会の増田寛也会長代理が7日に経過を説明しその内容が報じられた。

© 株式会社神奈川新聞社