「実際の声を聞きたかった」東日本大震災の被災地で高校生が学んだこと 静岡市で報告会

静岡県内の高校生たちが東日本大震災の被災地で学んだことを発表する報告会が開かれました。

<高校生>

「わたしが高校生東北スタディーツアーに参加した理由は、実際に震災があった場所に行き、被災者の方々の声を聞きたかったからです」

静岡市で開かれた報告会に参加したのは、2022年8月に静岡県ボランティア協会主催の研修ツアーに参加した県内の高校生15人です。

生徒たちは、夏休みの2日間を使って、岩手県の陸前高田市や大槌町を回り、東日本大震災の伝承施設を訪問したり、被災者の話を聞いたりして震災の教訓を学びました。

<スタディーツアーに参加した高校生>

「学校などで行われる予告された訓練は余裕が生まれてしまい、本番とは程遠いものになるので、予告せずに本番により近い状態で最悪の事態を想定した訓練を行うべきだと思います」

生徒たちは研修で得た学びを新聞の形にまとめ、静岡県が抱える防災の課題やこれからの生活にどう生かしていくかを発表しました。

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