兵庫県神河町のキャンプ場「新田ふるさと村」は清流で川遊びできる!サイト種類も豊富で初心者も安心

兵庫県のほぼ真ん中に位置する神河町の「新田(しんでん)ふるさと村」は、美しい清流で水遊びが楽しめる自然豊かなキャンプ場です。オートサイトのほかにもログコテージや杉の木の形のキャビンなど豊富なサイトがそろっており、ファミリーキャンプに最適です。今回は夏休みに筆者がファミリーキャンプをした様子をご紹介します。

兵庫県神河町「新田ふるさと村」は標高500mの自然豊かなキャンプ場!清流で川遊びも

筆者撮影

キャンプ場「新田ふるさと村」は兵庫県のほぼ真ん中に位置する、ハートのかたちをした「神河町」にあります。

筆者撮影

清流越智川の源流近くに位置し、キャンプ場内に流れる越智川での水遊びや、森林浴など子供から大人まで楽しめる自然豊かなキャンプ場です。

基本情報

まずは「新田ふるさと村」の基本情報をチェックしましょう。

  • 名称:新田ふるさと村
  • 公式サイト:https://shindenfurusato.com/
  • 所在地:兵庫県神崎郡神河町新田340-1
  • アクセス(車):播但道神崎南ランプから約30分(距離約20km)
  • TEL:0790-33-0870
  • 受付時間:9:00~17:00
  • チェックイン:ログコテージ 15:00~17:00
    杉ん子キャビン/オートサイト天の川/お山のテントサイト/オートフリーサイト 13:00~17:00
  • チェックアウト:ログコテージ 10:00
    杉ん子キャビン/オートサイト天の川/お山のテントサイト/オートフリーサイト 11:00
  • 定休日:水曜日
  • 施設タイプ:ログコテージ、キャビン、オートサイト、テントサイト、オートフリーサイト
  • ロケーション:芝生、土
  • 場内施設:遊具、管理棟、サニタリー棟、炊事棟、BBQサイト、洋式トイレ、コインシャワー、コインランドリー
  • 利用タイプ:宿泊、日帰りBBQ
  • キャンプサイトの地面
  • 日帰りBBQ:11:00~15:00

アクセス

自動車で行く場合、播但道神崎南ランプから約30分(距離約20km)で到着します。

またJR播但線で「新野駅」を下車後、コミュニティバスを利用して来場することも可能です。

なお神河町は、映画「この世界の片隅に」で主演すずの声を担当されたことでも有名な女優「のん」さんの出身地でもあります。

のんさんが「創作あーちすと」として出版されたアートブックには、10年ぶりに神河町に帰省し、小中学校など思い出の場所を巡って撮影した写真がおさめられています。

【サイト】選べる豊富なサイト!AC電源&専用洗い場付きサイトなど

筆者撮影

新田ふるさと村の広大な敷地には、川に近く人気の「オートサイト天の川」をはじめ、「ログコテージ」や「杉ん子キャビン」、「お山のテントサイト」、「オートフリーサイト」があります。

目的や用途、天候、利用人数に合わせて、最適なサイトを選ぶことができます。

オートサイト天の川

筆者撮影

「オートサイト天の川」は車の乗り入れができ、各サイトにAC電源(別料金)と専用の洗い場がついています。

芝生広場のすぐそばに清流越智川が流れており、川遊びが楽しめる人気のサイトです。

筆者撮影

筆者が利用した「はくちょう座」は、トイレやシャワーがあるサニタリー棟や川にも近く便利でした。

筆者撮影「はくちょう座のサイト」

サイトの大きさは80㎡~100㎡と、サイトによって大きさが異なります。

キャンプ場のHPに各サイトのサイズが明記されているので、予約時に確認することをおすすめします。

筆者撮影「てんびん座のサイト」
筆者撮影「さそり座のサイト」
筆者撮影「こと座のサイト」

オートフリーサイト

筆者撮影

オートフリーサイトは、大きなグラウンドにあり、区画がなく好きな場所にテントやタープを張ることができます。

車の乗り入れが可能で、キャンピングカーも乗り入れOKとなっています。

ただ木々がなく開けた場所なので、夏は日差しが強く、筆者が利用した日には利用者はいませんでした。

お山のテントサイト

筆者撮影

「お山のテントサイト」は、管理棟から少し離れた高台にあり、木立に囲まれているため、静かに過ごしたい人におすすめ。

筆者撮影

全区画芝生のテントサイトで、遊び場「お山の大将広場」に近く、子供も思い切り遊べます。

筆者撮影

各サイトはサイズや形が異なるため、予約時にキャンプ場のHPで確認をおすすめします。

筆者撮影

車は横付けはできませんが、周回道路があるため、荷物の積み下ろし後に専用駐車場(1サイト1台)に駐車するかたちになります。

ログコテージ

筆者撮影

1棟貸しで7名定員のログコテージは、オール電化キッチン、エアコン、バス・トイレを備えています。

1Fに和室やリビングルーム・トイレ・お風呂・洗面台があり、階段を登るとベッドルームがあり、専用のテラスもあります。

タープとハンモックも付属しており、木々に囲まれた奥まった場所にあるため、美味しい空気と静かな環境でリラックスが叶います。

杉ん子キャビン

筆者撮影

「杉ん子キャビン」は、子供も大人もワクワクしてしまう杉の木の形をした珍しいキャビン。

キャビンの下にはテーブルとイスが常設されているため、バーベキューも楽しめます。

筆者撮影

キャビンのすぐ近くに、ブランコや滑り台などを備えた遊び場もあります。

日帰りBBQサイト

筆者撮影

食事処千ケ峰前の屋根付きバーベキュー会場「バーベキューサイト越知川」では、11時~15時の間で3時間、家族やグループで持ち込みバーベキューが楽しめます。

バーベキューでおなかがいっぱいになったら川遊びを楽しんだり、芝生でゆったり過ごしたり。

駐車場が近いため、荷物の持ち運びも安心です。

【キャンプ場内設備】豊富なレンタルやシャワーなど充実! 食事処「千ヶ峰」のお蕎麦も人気

新田ふるさと村は、快適にキャンプを楽しめる設備が整っています。

それぞれの設備を写真付きでご紹介します。

総合案内所(受付)

筆者撮影

キャンプ場に到着したら、まず総合案内所へ行き、スタッフの方が常駐するフロントでチェックインの手続きを行います。

筆者撮影

売店では薪1束(500円)や炭1kg(500円)のほか、紙皿や割りばし、調味料やアイス、お菓子などが販売されています。

筆者撮影

テントや焚き火セットなどのレンタル品の受付も行っており、レンタル品の展示スペースもありました。

筆者撮影

また管理棟前の駐車場内指定場所(看板あり)で、花火(手持ち花火のみ可)ができます。

食事処千ケ峰

筆者撮影

キャンプ場内にある「食事処千ケ峰」では、古民家な建物でランチやカフェの利用が可能です。(11:00~15:00 ラストオーダー14:30)

和食を中心に、地域の食材をふんだんに使用したおそばや、てんぷらなどが楽しめます。

平日不定休となっており、キャンプ場のHPで営業情報を確認しておくと安心です。

炊事棟

筆者撮影「オートサイト天の川の炊事棟」

「オートサイト天の川」、「オートフリーサイト」、「お山のテントサイト」それぞれに炊事棟があります。

オートサイト天の川は、各サイトに洗い場があるためか、炊事棟を利用している方はほとんどいませんでした。

トイレ

筆者撮影「オートサイト天の川のトイレ」

キャンプ場内に複数あるトイレはきれいに清掃されており、どのサイトを利用しても快適に過ごせます。

筆者撮影「オートサイト天の川のトイレ」

温水シャワー

筆者撮影「管理棟横のシャワー棟」

管理棟横と、オートサイト天の川に男女別のシャワー棟があり、3分200円で利用できます。

筆者撮影「オートサイト天の川のシャワー棟」

アメニティやタオルはないので持参するか売店で購入しましょう。

筆者撮影

営業時間内であれば、総合案内所で両替も可能です。

自動販売機

筆者撮影

管理棟横に自動販売機があり水やジュース、コーヒーなどを購入できます。

ゴミ集積所

筆者撮影

キャンプ場利用時に「環境整備協力金」1サイト1泊あたり300円を支払い、受付でゴミ袋2枚(燃えるゴミ、燃えないゴミ)を受け取ります。

チェックアウト時に「ごみ集積所」へ持って行くことで処分していただけます。

芝生広場

筆者撮影

オートサイト天の川の近くにある芝生広場は、川の近くでのんびりと過ごすことができます。

筆者撮影

お山の大将広場

筆者撮影

「お山の大将広場」には、ターザンロープやブランコなど遊具が充実しています。

筆者撮影

一番人気の芝すべりは無料で、ソリも無料レンタルがあります。

筆者撮影

夏には「水の滑り台」を楽しむこともでき、滑り台の上には小さな滝もあります。

筆者撮影

兵庫県神河町のキャンプ場「新田ふるさと村」を利用してみて感じた3つのおすすめポイント!

実際に「新田ふるさと村」を利用してみて感じた、3つのおすすめポイントをご紹介します。

1. 子供と楽しめる遊び場が充実

筆者撮影

新田ふるさと村には、清流をはじめ、遊具やソリすべりなど子供が楽しめるスポットが充実しています。

筆者撮影「川で見つけたカニ」

特に清流には魚やカニなどさまざまな生き物が生息しており、夏の川遊びはもちろん、その他の季節にも生き物の観察などが楽しめます。

2. サイトが充実していてリピートしたくなる

筆者撮影

新田ふるさと村は、サイトの種類が豊富なため、何度もリピートしたくなります。

夏には川遊びが思い切り楽しめる「天の川オートサイト」、寒い冬には「ログコテージ」、雨の日は「杉ん子キャビン」など季節や天候に合わせてサイトを選ぶことができます。

また静かにソロキャンプを楽しむなら「お山のテントサイト」、大人数のグループキャンプなら「オートフリーサイト」など、人数や用途に合わせてサイト選びを楽しむこともできます。

3. 充実の設備で初心者やファミリーも安心

新田ふるさと村はコインシャワーや清潔な洋式トイレなど、設備が充実しているため、キャンプ初心者や小さい子供連れのファミリーも安心して利用することができます。

テントや焚き火セットなどキャンプ用品のレンタルも豊富なので、キャンプが初めてという人にもおすすめ。

筆者がキャンプをした日も、ファミリーはもちろん、シニアのご夫婦や、若いカップル、母親と小さい子供2人の母子キャンプなど、さまざまなスタイルでキャンプを楽しんでいる様子が見受けられました。

【注意点】人気のサイトは早めの予約が吉! キャンプ場までの道路は対向車に注意しよう

実際に「新田ふるさと村」を利用してみて分かった注意点をご紹介します。

人気のサイトは早めに予約を

筆者撮影

「オートサイト天の川」や「お山のテントサイト」を予約する場合、「サイトお任せ」か、「好きなサイトを指定(指定料金要)」するか選ぶことができます。

ログコテージの場所指定はできませんが、杉ん子キャビンも「お任せキャビン」か「好きなキャビンを指定(指定料金要)」することが可能です。

特に人気の「オートサイト天の川」は、サイトによって広さが違ったり、サニタリー棟や川へのアクセスも異なってくるため、人気のサイトは早めに予約が埋まってしまいます。

人気のサイトを指定して予約したい場合は、早めに予約するようにしましょう。

キャンプ場までの道は運転に注意

筆者撮影

神崎南ICからキャンプ場までの道路は、途中から道路幅が狭くなるため、対向車に十分注意が必要です。

地元の方も多く利用され、カーブも多いため、制限速度を守りカーブミラーをよく確認しながら走行しましょう。

【立ち寄りスポット】千ヶ峰南山名水「名水わらび餅」は絶品! 光明石温泉「響の湯」やスーパーも

筆者撮影

高原や名水、歴史などの魅力にあふれる神河町に位置する「新田ふるさと村」の周辺には、素敵な立ち寄りスポットがたくさんあります。

筆者が実際に利用した、キャンプ場近くの立ち寄りスポットをご紹介します。

いずれもキャンプ場から、最寄りの高速出入口である「神崎南IC」までの道中にあるので、キャンプのついでに行きやすいスポットです。

千ケ峰南山名水

筆者撮影

清流越知川沿いには「千ヶ峰南山名水」、「熊野神水」、「越知ヶ峰名水」、「笠形神水」の4つの名水スポットが存在します。

中でも「千ヶ峰南山名水」は殺菌処理された名水が20リットル150円と安価に購入でき、多くの人が買いに訪れる人気スポットです。

筆者撮影

売店で販売されている名水100%使用の「名水わらび餅」は絶品!

神河町の特産品であるゆずジュース「ゆず香ちゃん」とともに、家族で美味しくいただくことができました。

光明石温泉「響の湯」(グリーンエコー笠形)

筆者撮影

キャンプ場から車で22分の場所にある総合アウトドアレジャー施設「グリーンエコー笠形」内に、天然鉱石「光明石」を泉源体とする人工温泉「響の湯」があります。

時間は15時~21時となっているのでご注意ください。

スーパー「マックスバリュ神河店」ほか

筆者撮影

神崎南IC付近には、「マックスバリュ神河店」や「業務スーパー神崎店」、「Aコープ 粟賀店」、「ローソン神崎南インター店」などスーパーやコンビニが充実しており、買出しに便利です。

筆者撮影

特に「マックスバリュ神河店」は品揃えが良くオススメです。

兵庫県神河町のキャンプ場「新田ふるさと村」で大自然を満喫!季節や天候に合わせてサイトを選ぼう

筆者撮影

「新田ふるさと村」は、清流での川遊びなどが楽しめる、子供から大人まで思い切り遊べる自然豊かなキャンプ場です。

雨の日でも過ごしやすい「杉ん子キャビン」や、寒い冬でも安心な「ログコテージ」など季節に応じて選べる豊富なサイトがそろっています。

次のお休みには「新田ふるさと村」で、大自然を満喫してみてはいかがでしょうか。

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