「ハリポタ」組分け帽子の声優が死去、98歳 200本以上の映画、テレビに出演、終生現役を貫く

俳優レスリー・フィリップスさんが7日に長い闘病生活の末に亡くなった。98歳だった。「ディン・ドン」や「アイ・セイ」というキャッチフレーズで知られ、亡くなるまで現役の俳優を貫いたレスリーについて妻のザラさん(63)はこう語っている。

「私の素晴らしい夫、世の中的には本当に偉大なショーマンである夫を失いました」「彼はまさに国の宝で人々から愛されていた。どこに行っても人に囲まれた」「私たちの結婚会見では生意気にも私を王族として発表しました。私のことをもう1人のザラ・フィリップスといい、女王の親戚だと言い張ったんです」

「ハリー・ポッター」の組分け帽子の声優として若者世代のファンもとりこにしたレスリーさんは、数十年にわたるキャリアの中で200本以上の映画、テレビ、ラジオ番組に出演した。熟練したシェイクスピア俳優でもあり、「キャリー・オン(現役続行)」の粋なキャッチフレーズでよく冗談を言っていて、墓石にも刻まれる可能性が高いと見られている。

そんなレスリーさんは1998年にエリザベス女王からOBEを、また10年前にはショービズへの貢献がたたえられCBEの称号を授与されていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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