FC今治の元日本代表DF駒野友一が引退を発表 取材で語っていた「教える楽しさ」

FC今治は10日、元日本代表DF駒野友一が今シーズン限りで現役を引退することを発表した。

2000年にサンフレッチェ広島でプロ入りした駒野は、Jリーグを代表するサイドバックとして長く活躍。日本代表としても、2006年、2010年と2度のワールドカップに出場した。

今年、4年目を迎えたFC今治では後半戦に入ってから出場機会を増やし、ここ2試合は先発出場。チームの連勝に貢献している。

そんな駒野に、Qolyは2ヶ月前、単独インタビューを実施。引退後についても聞いていたのでその部分を改めてお届けしたい。

(取材日:2022年9月16日)

――(前略)駒野選手は今年7月に41歳になりました。前十字靭帯断裂など大きな怪我も重ねてきたなか、41歳までプレーできている秘訣というか心掛けてきたことは何でしょう?

「サッカーを楽しむ」ということは忘れてはいけないと思います。

それと、長友佑都選手と似ているところもありますけど、この年齢になってもやっぱり「うまくなりたい」というか「誰にも負けたくない」。そういう気持ちは常に忘れずにやっています。

――そうしたなかで、プレーヤーではなくなった時、つまり現役を引退した後についてどのようなイメージを持っているか、うかがっても良いですか?

そこまでイメージはしていないですけど、指導者という意味では休みの日とかに子供に教えたり、子供の通っているチームを教えたりしています。

やっぱり昔に比べて今のほうが教える楽しさがあるというか、教えていて、自分の教えたことが身に付いて、プレーに出る。それが指導者としてすごく嬉しいことですし、その一つ一つを積み重ねて、チームが上手くなっていく。チームが強くなっていく。

何かそういったことも、実際やってみて楽しかったなというふうに思いました。

インタビュー後編となるこの動画では他にも、「偽ボランチ」といった現代サイドバックへの適応や、特長であるキックのこだわりなど、サイドバックについてたっぷり聞いているのでそちらもぜひ!(※インタビュー前編はこちら↓)

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2022シーズンの明治安田生命J3リーグは、ラスト2試合。5位のFC今治はまだJ2昇格の可能性を残しており、今週末11月13日(日)のホーム最終戦ではAC長野パルセイロと対戦する。

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