会津で愛された兄の味を、東京・北千住で弟が受け継ぐ!うんまい「ソースかつ丼」

旅人へひとこと

東京は北東部の玄関口『北千住駅』周辺エリアで、きっと満腹になれるだろうランチ情報をご共有します。

*「ニッポンごはん旅」は、新型コロナウイルス終息後の旅行先として検討いただきたいという想いで各地の情報を発信しています。

平日お昼すぎ、いと空腹な筆者はこちらへ ──『キッチンフライパン』

昔この近くに住んでいたこともあり、勝手に親近感が湧く『北千住』。魅力的な飲食店が点在するこの“呑み食いのワンダーランド”に、久々に足を運ぶ機会がありました。

『キッチンフライパン』は、都内で会津名物「ソースカツ丼」をいただける食事処。昭和を感じさせるクラシカルな空間に、自然と好感を抱いてしまう物腰柔らかい接客。なおかつ、良心的な価格設定でたらふく食べさせていただける仕様 ── まこと愛すべき1軒です。

名物「ソースカツ丼」の中でも、特別な一品がありました。

カウンターに座り、このエピソードを拝読した瞬間、オーダーが決まりました。

地元で愛されたお兄さまの味を、弟さんである店主が受け継いだという......紡がれた想い、その一品をありがたく噛み締め、存分に味わいたくなってしまった訳です。

ちなみに...その他ランチメニューはこちら

看板メニューである「会津ソースカツ丼」の他、「ハンバーグ」などをオーダーされてる方も居られました。そして、この時期は「カキ」も......

上述の『いとう食堂』のエピソードを拝見せねば、オーダーするのに頭を悩ませる己の姿が容易に想像できます。

いとう食堂のソースかつ丼

コーンスープ(もしくは、味噌汁を選べます)、漬物に続いて登場したお目当ての「いとう食堂のソースかつ丼」。

丼からどうにもハミ出してしまった“衣のチラ見せ”が、どこかセクシーさを醸す佇まい。蓋を開けずにはいられない衝動に駆られます。同時に、本家『いとう食堂』でもこんなスタイルで提供されていたのだろうか、と想像してしまいます。

蓋を開けると......トンカツを丼にギュギュッと詰め込んだようなビジュアルが、まずステキです!

薄手の衣をまとったトンカツを間近で拝むと、思った以上に肉厚。ソースをたっぷりと纏い、“これ、絶対うんまいやつだ!”な艶やかな茶色に染まっていました。そのふくよかな豚たちを支えるように敷かれた千切りキャベツは、粗めなカットで。トンカツに負けないよう、きっとザクザクッとした食感で心地良き時間を演出してくれることでしょう。

さて、このままだと流石に食べにくいので、「最初に2〜3切れ、蓋によけて食べてみてください」というお店の方の助言に素直に従います。

そして、夢中で掻き込んでしまいましたっ!

(トンカツを蓋によけた写真を撮る暇はありません!)

トンカツは、期待を裏切らないジューシーさ。噛みしめれば、旨味オイルがおのずと滲んできます。ソースを充分に吸っていても衣のサクサク感は健在で、且つ、粗めな千切りキャベツもそれを後押しするかのように食感のアクセントを付けてくれました。

なお、トンカツの良好なパフォーマンスを引き立てるソースは甘旨系で、ちょいと酸味が絡んでくるという塩梅。箸が止まらなかったのは、その酸味が一役買っていたかもしれません。

たしかライスはそこそこの量があったはずですが、

完食までの時間は短し、と。

最後にコーンスープを啜り、これにて終幕です。

よく噛まずにガツガツと掻き込んでしまった時間帯が多かったことは、素直に反省せねばなりませんが、店主とお兄さまの想いは自分なりに受け止めたつもりです。

ちなみに、今回いただいた「いとう食堂のソースかつ丼」は、期間限定で少々お安く提供されています。いつまでなのかは不明なのですが、もし気になった方は特別価格の恩恵に預かれるうちに足を運ばれることをオススメします。

また、本場会津には、町の食堂を経営する方々が集まり結成された「伝統会津ソースカツ丼の会」というものがあるそうで、個人的にそちらの活動も気になってきました。

それでは、

口福に満ちたランチタイムに感謝して、

ごちそうさまでした!

(やっぱり『北千住』は最高でした)

■こちらでもオススメのお店などを紹介しています!

Twitter:https://twitter.com/yamaneco79

ブログ:https://solomeshi-blog.com/

キッチンフライパン

〒120-0034 東京都足立区千住1丁目23−18

公認ライターおすすめ!東京都の美味しいごはん旅をご紹介

「孤独のグルメ シーズン7」に登場した東向島の「辛いパスタ」や、恵比寿に進出した大阪の人気餃子店の「幻の餃子」など、東京都で味わいたいグルメ情報を紹介しています!

https://gohantabi.jp/syutoken/tokyo

*この記事は2022年10月時点の情報を基に作成しています。

*新型コロナウイルス感染症の影響で、営業状況や掲載内容に変更が生じる場合があります。最新の情報は、事前に各店舗・施設の公式情報をご確認ください。

*「ニッポンごはん旅」は、新型コロナウイルス終息後の旅行先として検討いただきたいという想いで各地の情報を発信しています。

ライター:ヤマネコ

© 株式会社ロコガイド