渡り鳥の季節到来、鳥インフル侵入の防疫対策を確認 沖縄県が緊急会議

 渡り鳥の季節が到来し高病原性鳥インフルエンザの懸念が高まる状況を受け、沖縄県農林水産部は7日、緊急防疫対策会議を那覇市の八汐荘で開いた。関係者約30人が出席し、国内の状況を把握しながら、衛生管理基準の徹底など養鶏場へのウイルス侵入防止対策を改めて確認し合った。

 会議で県は、昨季(2021年11月~22年5月)に全国12道県で25件発生し、189万羽が殺処分されたと報告。今季も4日現在で岡山、北海道、香川、茨城の4道県で4件発生しており「秋以降も(発生)リスクは高い」と県内での警戒と対策の徹底を呼び掛けた。

(小波津智也)

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