外池酒造店「望bo:」が最優秀賞 関東信越国税局酒類鑑評会

最優秀賞の受賞カップと表彰状を手にする外池酒造店の杜氏ら=9日午後、さいたま市

 第93回関東信越国税局酒類鑑評会の表彰式が9日、さいたま市で行われ、純米酒の部で本県の外池酒造店(益子町塙、外池茂樹(とのいけしげき)社長)の「望bo:」が最優秀賞を受賞した。同社が最優秀賞に選ばれるのは4年ぶり3回目。

 「望bo:」は充実した酸味とバランスの取れた余韻などが評価されたという。同社の小野誠(おのまこと)杜氏(とうじ)(42)は「蔵人の丁寧に醸そうとする姿勢が評価された。みんなで喜びを分かち合いたい」と話した。

 鑑評会は同局管内の栃木、茨城、群馬、新潟、埼玉、長野の6県で造られた日本酒が対象。今回は計193の蔵元が吟醸酒の部に139点、純米吟醸酒の部に171点、純米酒の部に88点を出品した。

 純米吟醸酒の部では、最優秀賞に次ぐ特別賞を本県の虎屋本店(宇都宮市)の「七水」が受賞した。

 本県の優秀賞受賞の蔵元は次の通り。

 ▽吟醸酒の部 宇都宮酒造(宇都宮市)、第一酒造(佐野市)、惣誉酒造(市貝町)、辻善兵衛商店(真岡市)、外池酒造店、天鷹酒造(大田原市)、渡辺酒造(大田原市)、森戸酒造(矢板市)▽純米吟醸酒の部 井上清吉商店(宇都宮)、第一酒造、惣誉酒造、外池酒造店、天鷹酒造、渡辺酒造、富川酒造店(矢板市)、森戸酒造▽純米酒の部 虎屋本店、第一酒造、惣誉酒造、渡辺酒造、森戸酒造

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