
立憲民主党の谷田川元氏が10日の衆院憲法審査会で、国葬の基準に関し、大相撲の番付に例えて持論を展開した。国葬に次ぐ格式の「国民葬」を設けるよう提案。大関が横綱に昇進する一つの条件とされる2場所連続優勝を引き合いに出し「首相になれば大関とみなし、二度続けて衆院選で勝利すれば横綱だ」と述べ、横綱級の首相経験者を国民葬の対象とすべきだとした。
谷田川氏は、戦後の横綱級首相経験者は吉田茂、池田勇人、佐藤栄作、中曽根康弘、小泉純一郎、安倍晋三の6氏と説明。「国葬を実施したいのであれば、多くの国民が納得する形で基準を作り、憲法上の課題整理などをすべき」とも語った。