10月の県内気象概況 降水量、平年より少なく 糸魚川では極値更新

 新潟地方気象台は7日、10月の県内気象概況を発表した。それによると、降水量は長岡で多かった以外は平年並みか少ないか、かなり少なかったものの、大雨となった日もあった。平均気温は糸魚川などで平年並みとなったほかは低く、日照時間は能生で多くなった他は、平年並みか少なくなった。
 上旬は初め、高気圧に覆われて晴れた日もあったが、低気圧や前線の影響で曇りや雨の日が多く、4、5の両日、7、8の両日、10日は大雨となった所もあった。中旬は湿った空気や前線、寒気の影響で雨の日が多く、17日は一部の地域で大雨となった。下旬は晴れた日と曇りや雨となった日が繰り返し、天気が周期的に変化。23日、28日は大雨となった所があった。
 県内では、中旬と下旬の大雨により、10月の降水量が過去最多となった地点があった。糸魚川市糸魚川では28日、同月の1時間降水量と10分間降水量の極値を更新した。

10月は多くのイベントが行われた。一方で急な大雨もあり、23日の「越後謙信SAKEまつり」(写真)も、昼過ぎから大雨に見舞われた

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