ホセ・ジェイムズの新作はエリカ・バドゥへのトリビュート作、ネオ・ソウル・クイーンの名曲をジャジーにカヴァー

(c) Janette Beckman

現代ジャズ・シーンをリードするヴォーカリスト、ホセ・ジェイムズのニュー・アルバム『オン&オン~トリビュート・トゥ・エリカ・バドゥ』が、2023年1月20日に全世界同時リリースされる。これまでにビリー・ホリデイやビル・ウィザースへのトリビュート作品を発表してきたホセだが、今回の新プロジェクトはネオ・ソウルの女王、エリカ・バドゥへのトリビュート。

1997年に『バドゥイズム』でデビュー以来、新世代R&Bのカリスマとして孤高の存在に君臨するエリカ・バドゥ。今回バドゥへのトリビュートに取り組むことにしたきっかけについてホセは、「シンプルなことだよ。ジャズ・シンガーは常にその時代の最高レベルのスタンダードを解釈してきた。そして僕らの世代にとって、エリカ・バドゥは最も革新的で鋭いソングライターの一人だ。彼女の作品は、社会的、音楽的、芸術的な意味で画期的であることが証明されている」とコメント。

ハービー・ハンコックのグラミー受賞作『リヴァー~ジョニ・ミッチェルへのオマージュ』(2007年)を範とし、バドゥの歴代の代表曲をホセ流の解釈でジャズ・カヴァー。BIGYUKI(key)~ベン・ウィリアムス(b)~ジャリス・ヨークリー(ds)で構成される鉄壁のリズム・セクションに加え、エバン・ドーシー(as)、ダイアナ・ジャバール(fl, as)というホセがフックアップする新進気鋭の女性サックス奏者2名をフィーチャリング。

(c) Janette Beckman

これに関しホセは次のように話す。

「エリカ・バドゥはアーティストとして、またパフォーマーとして、ステージの内外で若いアーティストのために一貫して機会を作ってきた。だから、次世代のミュージシャンをフィーチャーすることは、とても意味のあることなんだ」。

日本では12月2日に「バッグ・レイディ」、そして12月16日に「ザ・ヒーラー」が、それぞれ先行配信される。ホセは既にこの新プロジェクトでのライヴ・ステージを海外で展開しており、日本での実現にも期待が高まる。

■リリース情報

ホセ・ジェイムズ『オン&オン~トリビュート・トゥ・エリカ・バドゥ』
2023年1月20日(金)発売
SHM-CD:UCCU-1664 ¥2,860 (tax in)
RAINBOW BLONDE / ユニバーサル ミュージック
予約→https://store.universal-music.co.jp/product/uccu1664/

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