
山間部の耕作放棄地を草刈りし、仕上がりの美しさを競う大会が10日、千葉県鴨川市で開かれた。重労働の草刈りにスポーツの要素を取り入れて楽しんでもらい、里山の環境保全にも役立てるのが狙い。地元農家ら36人が、2人一組で大人の背丈以上の高さに生い茂った雑草を刈り取り、きれいな棚田を取り戻した。
地元の地域活性化協議会と、スポーツを通じたまちづくりに取り組む「一般社団法人ウェルネスポーツ鴨川」が、「BOSO(房総×防草)草刈サミット」と銘打ち、5年前から開催している。
同市平塚の棚田に集まった参加者は、それぞれ割り当てられた約70平方メートルの区画の雑草を駆除。