「忘年会は開催しない」宮城県の企業は前年を上回る67.8%

2022年も残り2カ月を切り、忘年会の時期を迎えます。コロナ禍3回目の年末に向けた忘年会事情を取材しました。

「忘年会多分やらないと思います。感染もまだまだ多いですし、ちょっと大勢でやるのはどうかなという感じはしますけど」「みんなと1年振り返って話ができるいい機会だと思うので、やりたいなと思いますね」「会社がやっぱり自粛をするようにというお達しは出ているので、そこに従えばやらないですけど」

コロナ禍での会社の忘年会、新年会について民間の調査会社、東京商工リサーチが宮城県の87社を対象に調査した結果です。

緊急事態宣言やまん延防止等重点措置に関係なく「開催しない」と回答した県内企業は67.8%で前年を0.9ポイント上回り、自粛傾向が続く結果が示されました。

仙台市青葉区国分町に店を構える飲食店です。11月に入り1日の感染者数が2000人を超え始めると、忘年会のキャンセルが出始めました。

斎太郎本郷修司店長「上手に感染対策をしながら、経済を回すという意識になったと思う。お客さんは増えているがただ2000人まで増えると、マインドが冷えてしまうのかなという気がしている」

新型コロナの影響に加え、魚や酒の仕入れ価格や光熱費も上がっているだけに、今回の年末年始に懸ける思いは強いと言います。

斎太郎本郷修司店長「原材料がだいぶ上がっているので、価格を据え置きして何とか頑張っているので、一人でも多くのお客さんに食べていただきたい。過去2年よりは手応えは感じているので、年々良くはなっていくんじゃないかなという気持ちではいる」

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