大和ハウス工業が10日発表した2022年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比10.7%増の2兆2613億円となり、中間期として過去最高を更新した。米国の住宅事業が好調で、物流施設の開発も伸びた。
純利益は原材料価格の高騰などが響き、1.5%減の1059億円となった。新型コロナウイルス流行が一服してホテルやスポーツクラブの運営は営業損失が縮小し、賃貸住宅も堅調だった。
芳井敬一社長は大阪市で記者会見し「米国の住宅事業では利上げの影響が出ているが、優良な土地を確保している」と述べ、今後の成長に自信を示した。