特別支援学校でスクールバスに児童取り残し 広島市教委「原因は児童降車時の確認不足」

広島市教委によりますと、南区の市立広島特別支援学校で1日の登校時に、小学部の児童1人がおよそ50分間、スクールバス内に置き去りにされていたということです。

【写真を見る】特別支援学校でスクールバスに児童取り残し 広島市教委「原因は児童降車時の確認不足」

原因は、児童降車時の確認不足としています。

市教委によりますと、1日午前9時5分、スクールバスからの降車時、バスに同乗していた2人の介助員が、それぞれ相手が確認したものと思い込み、車内の児童の確認を行わなかったということです。

乗務していた運転手は、2人の介助員が、児童や忘れ物の確認をすませたと思い、車庫に向かったということです。その後、9時20分ごろ、学級担任が、該当する児童がバスに乗車していたにもかかわらず、教室にいないことに気付いたということです。校内で児童を探し、バス会社に連絡して所在を確認するなどしたところ、9時50分、車庫に戻る途中の運転手が、児童が車内にいることを確認し、車庫到着後、保護したということです。

児童の健康状態に異常はなかったということです。

市教委は、スクールバス降車時の介助員などの指さし確認は、確認する範囲を申し合わせて明確に行い、児童・生徒が降車したことを確認したチェックリストを事務職員へ届けるなどして、教職員一丸となって再発防止に努めるとしています。
また、スクールバス運行会社に、バスが車庫に戻る前に、児童・生徒が全員降車していることの確認の徹底を改めて依頼するとしています。

© 株式会社中国放送