
大相撲九州場所(13日初日・福岡国際センター)を5度目のかど番で迎える大関正代が10日、福岡県志免町の時津風部屋での稽古後に取材に応じ、正念場の土俵に臨む心境を「開き直りに近いかもしれない。常に全力でやっているつもりなので、かど番は関係ない」と語った。幕下力士と12番取って10勝2敗だった。
先場所は4勝11敗と大きく負け越した。10月下旬の大関昇進披露パーティーでは、八角理事長(元横綱北勝海)に厳しい口調で激励される一幕もあった。「そういうことを言われても仕方がない成績。受け止めて頑張るしかない」と自らを鼓舞するように話した。