父親(92)の首を絞めて殺害した疑い 逮捕・送検の息子(57)を不起訴処分 仙台地検

6月、仙台市宮城野区鶴ヶ谷の住宅で父親の首を絞め殺害したとして、殺人の罪で逮捕された57歳の息子について、仙台地検は不起訴処分にしました。

この事件は6月、宮城野区鶴ケ谷の住宅で同居している当時92歳の父親の首を絞め殺害したとして、殺人の疑いで57歳の息子が逮捕・送検されました。

警察によりますと、息子は調べに対し「間違いありません」と供述して容疑を認めていました。

仙台地検は、刑事責任能力を調べるため仙台地裁に鑑定留置を請求し、7日まで約3カ月間、専門家による精神鑑定が行われていました。

仙台地検は、その結果を踏まえ、息子を10日付で不起訴処分にしました。その上で、医療観察法に基づいて適切な治療を受けさせるため、医療機関に入院させる申し立てを裁判所に行ったということです。

不起訴の理由について仙台地検は「犯行時の精神状態などを考慮した」としています。

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