今年で19回目を迎える「ギネス世界記録の日」。11月10日、ある競技で、ギネス世界記録を持つ静岡県藤枝市の男性が日本人初の偉業に挑みました。
ゴルフクラブで、サッカーのようにボールをリフティングさせて、その時間を競う「ゴルフボールリフティング」。このギネス世界記録®を持つのが、静岡県藤枝市の会社員大畑雄次郎さん(53)です。
ゴルフが趣味だという大畑さん。コロナ禍で自宅などで練習を重ね、2022年2月、ゴルフクラブ1本でのゴルフボールリフティングでギネス世界記録に認定されました。そんな大畑さん、次に狙うのが…。
<大畑雄次郎さん>
「クラブ2本でのギネス世界記録を目指します。2冠は日本人で初めてのことなので挑戦したい」
<公式認定員>
「3、2、1、GO!」
今回挑むのは、クラブを2本を器用に扱いながら、交互にリフティングする競技です。目指すは、ポルトガル人の男性が持つ59分58秒の更新です。1回目は開始から47分、惜しくも失敗。
<大畑雄次郎さん>
「汗が気になってゴルフクラブを持ち直したときに落とした」
練習ではほとんど一発で成功させていた大畑さんですが、プレッシャーか?普段よりも早く腕がしびれ始めたといいます。
気を取り直して、再チャレンジ。挑戦できるのは3回までです。大畑さん、1回目での疲労と腕のしびれと戦いながら、集中を続けます。妻の純子さんも夫の挑戦を見守ります。そして、ついに目標タイムを超えます。
<公式認定員>
「大畑さんの結果は62分32秒で…見事にギネス世界記録達成です」
「ゴルフボールリフティング」の種目で、日本人として初めてギネス世界記録の2冠を達成しました。
<大畑雄次郎さん>
「やってみよう、からいろんなことが生まれるという実感があります。何かに迷ってる人がいたら考えるよりもやってみたほうがおもしろいことがあるんじゃないかという感じがします」