宮崎県が美郷、椎葉の崩落現場調査 台風14号

盛り土が崩落した現場を調査する宮崎県の調査検討委員会のメンバーら=10日午前、美郷町南郷神門

 9月の台風14号の大雨で、宮崎県が美郷町と椎葉村に造成した盛り土(残土処理場)が崩落し、土石流が発生した問題で、県が原因究明と再発防止策を探るため設置した調査検討委員会(会長・清水收宮崎大農学部教授)は10日までの2日間、両町村で現地調査を行った。崩落の要因について清水教授(砂防学)は「大雨によって地下水が増え、盛り土部分を含めた斜面が不安定になり崩壊したのではないか」との見方を示した。

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