4年前のW杯に「10代で出場した7名の天才」はどうなったのか

2018年に行われたロシアワールドカップ。そこに出場した32チームのなかで、当時10代であった選手は7名であった。

今回はその7名の10代選手が今どうなっているのかをまとめてみた。

アシュラフ・ハキミ

代表:モロッコ

当時の所属:レアル・マドリー

現在の所属:パリ・サンジェルマン

レアル・マドリーのアカデミーで育ち、2017年にトップデビューを果たしたハキミ。2018年ワールドカップでは左サイドバックとしてプレーして注目を浴び、大会後にボルシア・ドルトムントへとローン移籍した。

もちろんその後は知っての通りインテルでスクデットを獲得、2021年にパリ・サンジェルマンへと加入。キリアン・エムバペとは親友のような仲になっている。

ダニエル・アルザニー

代表:オーストラリア

当時の所属:メルボルン・シティ

現在の所属:マッカーサーFC

シドニーFCで育成されたあとでメルボルン・シティに移籍し、若くしてAリーグでデビューしたドリブラー。キレのあるプレーで話題を集め、実績がない状況でワールドカップのメンバーに滑り込み。本大会で途中出場からゴールも決めた。

大会後にマンチェスター・シティへと移籍してセルティックへとローンで送られるも、その後大きな怪我に悩まされるようになり欧州では成功できず。2022年夏にオーストラリアへと戻りマッカーサーFCへ加入した。

キリアン・エムバペ

代表:フランス

当時の所属:パリ・サンジェルマン(※モナコからのローン)

現在の所属:パリ・サンジェルマン

当時19歳であったキリアン・エムバペ。2018年ワールドカップではフランス代表の中心選手として大活躍を見せ、カウンターアタックからのスピードで多くのチャンスを作り出し、優勝に大きく貢献した。

一昨年からレアル・マドリーへの移籍話が持ち上がっていたものの、今夏巨額の給与が約束されてパリ・サンジェルマンに残留。一時はクラブに不満を持っていたようだが、現在は解決されたようだ。

フランシス・ウゾホ

代表:ナイジェリア

当時の所属:デポルティーボ・ラ・コルーニャ

現在の所属:オモニア・ニコシア

ナイジェリアの生まれながら、セネガルにあるカタール系の育成機関アスパイア・アカデミーで学んだ選手。12歳でFWからGKに転向し、2016年にデポルティーボ・ラ・コルーニャへと引き抜かれた。

当時はまだBチームの選手だったがナイジェリアのフル代表に抜擢。19歳でレギュラーを務め、大きな話題になった。現在はキプロスの名門オモニア・ニコシアの守護神。

トレント・アレクサンダー=アーノルド

代表:イングランド

当時の所属:リヴァプール

現在の所属:リヴァプール

当時はまだ代表で1試合しか出場していなかったアレクサンダー=アーノルド。この大会でのシステムが3バックであったこともあって、それほど出番は与えられなかった。

リヴァプールでは2018年の大会を終えたあとに絶対的なレギュラーとして確固たる地位を築き上げ、圧倒的な攻撃力でユルゲン・クロップのサッカーを支えてきた。

ホセ・ルイス・ロドリゲス

代表:パナマ

当時の所属:ヘント

現在の所属:ファマリカン

パナマ代表に招集されていたホセ・ルイス・ロドリゲス。18歳でベルギーの名門ヘントに引き抜かれて欧州へと渡り、Bチームに所属していた状況で2018年ワールドカップに招集され、左のウイングとしてレギュラーを務めた。

この大会後にはクロアチアのイストラへ移籍し、半年後にはその親クラブであるアラベスへ。ただリーガでは成功できず、ルーゴやヒホンへのローンを経験したあとにポルトガルのファマリカンへと移籍している。

ムサ・ワゲ

代表:セネガル

当時の所属:オイペン

現在の所属:HNKゴリツァ

セネガルにあるカタール系育成機関のアスパイア・アカデミー出身で、2016年にベルギーのヘンクへと移籍。そしてワールドカップのメンバーにも選ばれ、日本戦ではゴールを奪取。大会史上最も若い年齢で得点を決めたアフリカ人選手になった。

【写真】ロシアW杯で最も「期待外れ」だったワーストイレブン

この大会後にバルセロナのBチームへと移籍してプレー。2019年にはトップにも引き上げられたものの、その後怪我にも苦しめられてニース、PAOKへと貸し出され、今年クロアチアのHNKゴリツァに移籍している。

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