WHILL社ら、北米での航空旅客向け自動運転車いすサービス事業に参画

国土交通大臣は、北米における航空旅客向け自動運転車いす移動サービス事業への株式会社海外交通・都市開発事業支援機構(以下、JOIN)の支援について、JOIN法に基づく認可を2022年10月20日に行った。国土交通省が11月1日付のプレスリリースで明かしている。

JOINは、WHILL株式会社(以下、WHILL社)とともに、特別目的会社(SPC)を通じてScootaround,Inc.(以下、SA社)への出資を行う。そして、北米における航空旅客向け自動運転車いすによる移動サービス事業に参画する。

WHILL社は、自動運転車椅子を自社で開発・生産し、羽田空港で世界初となる航空旅客向け自動運転車椅子移動サービスを実用化している。成田空港においても、エレベーターが連携した階層移動の実証実験を実施した。

WHILLが羽田空港国内線出発ゲート全域での運行へ、今年度内に順次拡張

羽田空港のターミナルビルを運営する日本空港ビルデングは6月22日、国内線第1・第2ターミナルで運用中の自動運転パーソナルモビリティ「WHILL(ウィル)」のメディア向け説明会を開催した。今年度中にWHILLの運行範囲が国内線出発ゲートラウンジの全域に拡張する。...

「長距離歩かなくていいので快適」との声、WHILL自動運転モビリティ 成田空港での実証実験

WHILL株式会社(以下、WHILL社)は7月28日〜8月10日、成田空港第2旅客ターミナルで「WHILL自動運転モビリティサービス」とエレベーターが連携した階層移動の実証実験を実施した。出国審査後、フロアに用意されたWHILLステーション(出発地点)から各搭乗ゲートを目的地に設定し、自動運転で移動...

同事業では、WHILL社が当該事業により蓄積した技術・ノウハウを活用する。そして、WHILL社傘下のSA社が、北米の空港における同社の自動運転車いすによる移動サービスを展開する。JOIN出融資額は、最大23億円になる予定だ。

(出典:国土交通省 Webサイトより)

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