育児院に家電を寄贈 創立70周年の山口ロータリークラブ

 山口ロータリークラブ(作間悦次会長)はこのほど、児童養護施設山口育児院(山口市水の上町5、深野宗泉理事長)に、テレビや掃除機などを寄贈した。

 同クラブ創立70周年記念事業の一つ。「意義ある社会奉仕」を検討する中で、同院の施設内で使用されている生活用品や家電の老朽化が進んでいることを聞き、「山口育児院に暮らす子供達へ支援しよう」と決めた。贈ったのは、50型テレビ2台、19型テレビ1台、ブルーレイレコーダー2台、掃除機1台。

 贈呈式では、作間会長が「子どもたちに楽しく使っていただけたら」と、岡崎克徳施設長に目録を手渡した。

▲岡崎施設長(左)に目録を手渡す作間会長

 洞春寺の境内にある山口育児院は、日露戦争の戦災遺児と家庭不遇児を育成するために、1904(明治37)年に住職の荒川道隆氏によって設立された。以来120年近く、「慈・和・直」を養育の方針に掲げながら、多くの子どもたちを育ててきた。現在は、幼児から高校生まで24人が暮らしている。

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